SSブログ

一日がはじまり。

 未知なるものを知りたいという根源的な好奇と探究心と自己防衛本能ゆえの言動
人を動かしているものはきっとこういう力なのだと思う。
老いの一日がはじまります。
六時半に目覚ましが鳴りだす。止めて布団の中でもぞもぞ手足を動かし、マッサージをして固まっていた筋肉が動き始めたところで起き上がる。
やらなきゃならないこと、やりたいことが山のようにあるのにちっとも進まないことに焦り、いらいらした気分になるが、でもすぐに焦っても仕方がない、やれることをやるだけと思い直すのは年齢を重ねたからか。
朝食の用意,全粒粉パンにミックスチーズ、ウインナーソーセージのトースト、ミックスレタスにキャベツの千切りサラダ、なつめやしにくるみ、コーヒー。
最近の朝食の定番のひとつ。健康を考えた結果選んだのだけれど、決めていると悩まないで済む。二百近くまで高くなっていた血圧がこのところ百四十くらいまで下がり、健康なお通じに、この分だとこれでいいのかもと思う。
古紙回収が間もなくあるので急いで新聞に目を通し、たまっている新聞の切り抜きをする。二時間ちかくかかる。
入来元プロ野球選手の事故死が伝えられている。二千四年の現役引退後の生活は苦しかったようだ。浪費と離婚、短期雇用で日銭を稼ぐときもあったという。弁当店で唐揚げの揚げ方を注意されたのが耐え切れないで店を飛び出し転職など、「野球以外に何をしていいか分からない。プライドもあって心の調整ができなかった」とテレビ番組で号泣したこともあったそうです。
男の生き方難しい。
「何をしたらいいか、どう生きたらよいか」分からない苦しさは多くの人に重なるのではないだろうか。
朝日新聞朝刊の「折々の言葉」をいくつか切り抜きました。
この年になってやっと、私は忙しく、思っていてもやれないで残ってしまうことが多い毎日だけれど、中心になるもの、芯のようなものがはっきりしてきたように思います。「何のために生きるのか、何をしてどのようにして生きるのか」は人生の根っこの問題だけれど、それがはっきりしたように思える
のです。
細部ははっきりしないこともある。結果などもちろんわからないし、わからなくてよいのだのだと思う。ただこうと思う生き方、努力をすること以外にないのではとこの頃心が定まったように思います。
毎日の報道、心がふさぐようなニュースばかりで、人類はここまで来てしまったのかと。
なぜ?なぜ人は平和な暮らしを手にすることができないのか。人間は進歩しているのか?
疑問が続きます。


nice!(6)  コメント(4) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。